月明りの下で

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泣くことがなくなった。

 

「わんわん泣いた」という文章を読んで

ふと自分を見つめ直してみた。

 

最後に泣いたのはいつだっけ。

自分の為に泣いたのはいつだっけ。

 

思い出せない。

 

事あるごとに泣いていた泣き虫の私はどこへやら。

感受性が豊かすぎると呆れられた私はどこへやら。

 

そういえば

中秋の名月・満月の夜に泣いてみようと思い立って

昔の写真や手紙を引っ張り出して

体育座りで眺めてみた。

月明りの下で読んでみた。

 

結論から言うと泣けなかった。

そのかわり、蹲って動けなくなった。

 

泣けなくなったからといって

忘れることはできないみたい。