本当に欲しいもの
年を重ねるごとに「好き」が
理解できなくなる。
自信がなくなる。
「好き」だとか「愛してる」とか確かに想っていたはずなのに
いつの間にか、フワフワしたものに変わっていってしまってて
曖昧になってて言葉にできなくなる。
自分に言い聞かせるように口に出したら余計に嘘っぽくなった。
「好き」とか「愛してる」とか
10代のときには直感的に言えてたし
それで十分で楽しくって、幸せだった。
こんな悩むことじゃなくて、悩むことといったら相手がどう想ってるとかそんなこと。
すごく良い意味で軽かった。
戻りたくもあり、戻りたくない。
本当に欲しいのは
愛される自信とか、そういう種類なのかもしれない。
それがちゃんと飲み込めたのなら、疑わずに「好き」とか「愛してる」とか言える気がする。