不変への愛

ワタシはみんなができることが出来ない。

毎日メイクもできないし
ヘアアレンジもできない。
ネイルケアやヘアサロンに行くのも億劫で
センスもへったないし
部屋で服も着れないし
(つまり裸族)
会社勤めも出来ないし
出来ないことが山のように積み上がってる。

それでも毎日が変わらぬ毎日であるように
小さなマイルールを積み重ねてきた。
朝起きればカーテンを開け
朝ごはんはフルグラとソイラテ
仕事が一段落すれば何か作り
食べられるものだけでそれなりのものを作って
洗濯物を綺麗に畳んで
少し自分の時間をゆっくりして
お風呂にイヤイヤ入って
丁寧にベッドメイキングして布団に潜る。
そして脳内反省会の開始。
答えは毎回でないけれど。

それで一日は保たれる。
でも生きていてイレギュラーなことがゼロなんて許されない。
許されない。

だから、またワタシはいつも通りに振舞うのだ。
真実味が増しちゃうから誰にも話さず
目の前を泳ぐ
日常を掴み取る。
それしか方法がなくて
ようやく10日経って戻ってきた気分だ。

もし、これをこなせずに
日常を逃してしまったら
上手く生きれない。
ワタシの毎日がガラガラと音を立てて崩れ去ってしまう。
ワタシだけに留まらず、きっと愛する人は涙を流すだろう。

それだけは避けたくて避けたくて
今、均衡を保ってる。
あの、マイルールだらけの不変の道へ。

ワタシが一番ワタシという人間を知らないのかもね。